人間工学的開発手法の勉強

本日、静岡県工業技術研究所のUD・工芸研究会に於いて、今年度最終回の第四回目の研究会が開催されました。

前回1月13日に行われた第3回に引き続き、人間工学会と労働科学研究所の各先生方のご協力で、人間工学を利用した商品開発の実際と、開発段階で利用可能な各種ツール類の紹介が有りました。

まずは前回の知識を元にワークショップ形式で参加者全員のグループワークです。

私たちのグループは、「ちびまる子ちゃん一家で、おばあさんが骨折したため、リフォームを提案する」という設定でした。
私がこのグループのファシリテーターをやりましたが、メンバーには労働科学研究所の酒井所長、イトーキの八木さん、色彩研究所の大内さんなどの先生方にも加わっていただき、人間工学会の解析手法を元に、どの様な提案がなぜ必要なのか?など、楽しい雰囲気の中で活発な議論を行いました。

テーマが偶然にも住宅を対象としたものであったため、私にとってはとても興味深い内容でした。

商品開発の至る所で人間工学的な手法の活用がなされており、手戻りの無い開発をするためには、一つ一つの要素を確認しながら、ターゲットを絞り込んでゆく今回の手法は大変有効だと感じます。