第17回クラッシクギターフェスティバル

先週土曜日(11日)に恒例の演奏会が開かれました。
この会は、私の友人の杉山文耦さんが静岡県のアマチュアギタリストに声を掛け、毎年年末に有志が集まり演奏会を続けてきたものです。
開催場所は、これも恒例ですが、清水区のおしるこ屋、船橋舎さんです。レトロな雰囲気でとても落ち着く店です。17年前からずっとこの場所で多くのコンサートが開かれてきました。


今回はMC(司会)にSBSラジオでパーソナリティーとして活躍中の鬼頭里恵さんが担当すると言う事で参加者も多少気合いが入っているようでした。

会場は2階のホールなのですが、1階の店は練習する出演者で熱気にあふれています。

2階では午前中リハーサルが行われます。

当然私もリハーサルです。

今回は昨年に続き、杉山さんと2重奏もやるので本番前の音合わせです。


演目は、2重奏はグラナドスのスペイン舞曲第2番「オリエンタル」です。ピアノ曲を2重奏で演奏するのですが、ピアノよりギターでの演奏の方が美しい響きになります。
ソロは、7月の発表会で演奏した、バッハのリュート組曲2番のフーガです。

今年のフェスティバルは全部で31もの個人、チームが47曲も演奏しました。なんと途中2回の休憩を挟み、5時間もの演奏会でした。会場は満員で、皆じっと他の演奏者の演奏に耳を傾けます。

毎回思うのですが、この会場は演奏者と観客が近く、聴衆がすべてギターマニア、マンドリンマニアという恐ろしい場所なのです。まさに「道場」と呼べるような試練の演奏会です。

私の出番は第2部です。
実は第1部の間中、翌日の見積もり提出のため、1階の店で浜松支店から送ってもらったFAXをチェックしていました。あわただしいスケジュールです。ただでさえ未熟な演奏が更に下手になるかどうか微妙なところです。

順番はアッという間に私まで回ってきました。

いつものように楽譜を見ながらの演奏です。
MCの鬼頭さんに紹介され、お辞儀をしてから演奏スタートです。
楽譜の1ページ目の一番下から2ページ目の上部に目を移した瞬間、最前列の観客と目があってドキッとしましたが、何とか止まらずに最後まで弾けました。

その後、2重奏のオリエンタルです。これも何とか乗り切り、ホッと一安心でした。

3部が終了したのは6時近くでした。その後いつもの寿司屋で打ち上げです。

演奏が終わり、皆ホッとした瞬間です。
今回のゲスト、フラメンコギターの上遠忍さんも素晴らしいテクニックを披露してくれました。

音学談議に花が咲きます。楽しいひとときでした。


ヤギモク 遠藤