柴田杏里ギター教室発表会
昨日私の通っている柴田杏里静岡ギター教室の2011年発表会が開催されました。
ここ数年、AOIでの開催が続いていましたが、もちろん今年も同じ会場での開催です。
演奏会は午後ですが、朝から各自のリハーサルがありました。
今年の曲はバッハのプレリュードとフーガとアレグロ(BWV998)から、プレリュードとフーガです。アレグロまで弾くとさすがに時間が長くなる為、この2曲です。
時間があっという間に過ぎ、リハーサルの順番が回ってきました。
ステージの周囲は大理石貼りで、その後ろにはパイプオルガンがゴージャスに輝いています。
このステージは器楽演奏向きの音響で、一つ一つの音がとても美しく響きます。
自分がとても上手くなったような錯覚に陥るのですね。あくまでも錯覚ですが。
何とか途中で止まることなく無事にリハーサルは終了しました。
私など自分の曲を演奏するだけで手一杯なのに、彼らはそれ以外に合奏の曲まで演奏します。頭が下がります。
ここで、ギターのチューニンググッズについてのお話しです。
最近ではチューニング用の道具が色々あります。
これは私が使っている音叉です。440Hzでラの音です。これでまず5弦を合わせ、その他の弦を順番にあわせていきます。
これはハイテクを使ったチューナーです。
これは本体で、ピックアップ部はこの様にギターのヘッドに挟みます。
隣で練習していた青島さんのグッズです。
更にハイテク化するとこうなります。
これは表示部分とピックアップ部分が一体化した物です。
凄いですね。
これらの電子チューナーはそれぞれの弦を直接合わせることができるので、私の様に5弦から順番に合わせていくなどの面倒な手順は不必要です。
いよいよ本番です。
1ベル(3分前)が鳴り、舞台そでではあわただしい雰囲気のなか緊張感が漂います。トップバッターの芝原さんも緊張気味です。
私は1部の5番なのですぐに出番が回ってきました。
次は私の番です。緊張しますね。
本番の様子です。
練習の時と代わり映えしませんが、今年も譜面を見ながらの演奏です。
フーガはまずとても単純な第一主題、第二主題が現れ、それらの主題を縦糸と横糸にして織物を織り上げていくような、複雑な構成なのです。一種の変奏曲なのですが、構造を意識しすぎると全体の音楽としての美しさが損なわれ、ただ美しく弾くと構造が不明快になります。それらを絶妙なバランスで弾ききるのが良い演奏なのですが、とても私ごときには無理です。今回は構造を判りやすく表現する事に徹しました。
この演奏会の為にプチ禁酒をして練習してきましたが、やっとこれで終わりです。
最後に参加者全員で記念撮影をして終了しました。
この後、恒例の打ち上げでした。皆昨年より良い演奏ができたようで、とても楽しいひとときでした。
これは昨年の発表会の様子です。
http://d.hatena.ne.jp/aldy/20100705/1278306138
ヤギモク 遠藤