耐力壁ジャパンカップ2011いよいよ始動

先ほど、今年度の耐力壁ジャパンカップの第2回目の打合せがありました。
今年も静岡大学とのコラボです。チーム名は「静大・ヤギモクチーム」です。
今回は私が考えた案をベースに静大の小林さんがアレンジして進めることになりました。

毎年応募要項が変化していますが、今年から重量制限ではなく環境負荷費Bという指標を用いて、その合計が25000円以下になることが条件になりました。これは運搬や廃棄などの環境への負荷を、素材1Kgあたりの金額に換算してその合計額を求める物です。
しかしその金額を見ると、国産材が50円/Kg 外国産木材が150円/Kg、集成材が300円/Kgとなっており、国産製材に有利なルールになっています。また石油製品が80000円/Kgと極端に高くなっており、ほとんど使用が難しい状況です。ちなみに鋼材は2000円/Kgです。
もし国産材のみで全体を造れば、昨年3kgまでだった鋼材をかなり増やすことが可能です。

今年の参加チームは下記の16チームです。

予選が8日のチーム
 日建カベスキー
 株式会社ポラス暮し科学研究所
 東京大学木造建築コース+金子建築
 早稲田大学新谷研究室
 東北職業能力開発大学校
 小松組+安井杢
 滋賀県立大学永井研究室
 四国能開大

予選が9日のチーム
 静大・ヤギモクチーム
 チーム匠(アキュラホーム+東大木質材料学研究室+篠原商店)
 東京都市大学大橋研究室
 東京工業大学坂田研究室
 秋田職業能力開発短期大学校
 滋賀職業能力開発短期大学校
 ハウスプラス住宅保証株式会社
 TOUHOKU(ポラス建築技術訓練校)


今年の大会は静岡県富士宮市にある日本建築専門学校で10月8日〜10日の3連休に行われます。
我が「静大・ヤギモクチーム」は地元からの参加なのでいい加減な結果では終われません。
まずは要素試験を行い全体の耐力を予想する作業をします。
エントリーする耐力壁の諸情報をまとめたデータシートは9月22日までに提出しなければなりません。
忙しくなります。

ヤギモク 遠藤