地鎮祭日和

本日、担当する住宅の地鎮祭がありました。
私も設計担当者として参加させていただきました。

神主さんがご高齢のため、施主さんや私も設営のお手伝いです。
祭場となる祭壇の四隅に青竹をたて、しめ縄で囲います。
縄には各辺ごとに紙垂(しで)を四枚づつ垂らします。
四という数は縁起が悪いとよく言われますが、神道的には、四季四方を現す基本的な数なのです。

今日は朝から穏やかな日になり、風もなく、神が降りるのにふさわしい良い日でした。

準備が整い式が始まります。

気学に通じた施主様が長年構想を温めてきた住宅ですので、着工に際しての思いもひとしおですね。
広大な敷地に方位ごとに目的を持った建物を7棟建て、それを渡り廊下で繋ぐ興味深いプランです。
私もこの様な形の住宅は初めて経験させていただくため、良い勉強をさせていただきました。
8月末の工期にむけ、今後の工程にも細心の注意が必要です。



ご高齢の神職が持参したラジカセから厳かな雅楽が流れるのですが、カセットテープなのになぜかアンテナが伸びています。
おちゃめな景色です。

もちろん私もお仕事をさせていただきました。


複雑な建物ですから竣工まで気が抜けません。


ヤギモク 遠藤