難波和彦先生の授業

建築設計製図特論という集中講義が有りました。4回にわたるこの授業は今年の春に東大工学部の建築学科を退官された難波和彦先生が担当されました。難波先生は箱の家シリーズで有名な建築家で、私も本を買いました。

設計の課題は郊外の住宅団地の指定区画に150㎡以下の家族4人が住む住宅を設計し、プレゼン資料と模型を製作するという内容です。

初回は先生の箱の家のレクチャーです。
2回目は課題として設定した土地の見学。
3回目がエスキス。
最終回が発表です。


毎回授業が終了すると、先生を囲んで皆で一緒に昼食を取りながら、建築談議で盛り上がりました。

今日は最終回で、各自の作品のプレゼンテーションと講評です。当初2時間の予定でしたがもちろん延長戦に突入です。皆持ち寄った作品を全員の前でプレゼンです。
学生番号順で私からスタートしました。私のアイデアは家庭菜園好きの一家が住む、土間のある現代農家です。

皆の発表風景




各自のプレゼンが終わると毎回難波先生から講評があり、その後みんなで意見交換です。難波先生もいろいろ意見を言いますが、もちろん生徒も言い訳をします。生徒の年齢が高くなるにつれて反論が多くなる、と先生はおっしゃっていました。きっと私の事です。(笑)
でもこれは反省点ですね。多すぎる反論は可能性を狭める事に繋がります。


全員のプレゼンが終了後、根津の居酒屋で打ち上げです。先生を囲んで建築談議に花が咲きます。社会人学生のプレゼンは学部生よりおもしろい、とおっしゃっていました。

昨日までスペイン、イギリスを2週間ほど旅行されていた先生は、jet lagで辛いといいながら、私たちのために様々な話をされました。
先生はアルコールも強く、話は多くの建築や建築家に及びます。一番盛り上がったのはルイスカーンでした。

おもしろい授業でした。


うっかり自分の作品の写真を撮り忘れました。(笑)