東大

今年の五月祭

東大の学園祭は五月に行われますが、今年は17(土)〜18(日)の2日間でした。 我が木質材料学研究室では恒例のセルフビルドによるフォリーの展示があります。稲山先生から出された今年のテーマは、 「合板とツーバイ材による最小限・最軽量で屋根付き…

ウォールスタットとシーデクセマのコラボ

先日の木材新聞に興味深い記事が載っていました。 記事によると、NPO法人シーデクセマ評議会は、CEDXM(シーデクセマ)とウォールスタットの連携に向けた開発を行うと発表しました。CEDXMとは、木造軸組工法住宅に関する建築意匠CADとプレカット生産CADのデ…

構造工学シンポジウム

先日東京工業大学大岡山キャンパスで構造工学のシンポジウムがありました。 あいにく雨模様の天候でしたが、会場が大岡山駅の目の前に有ったため助かりました。 このシンポジウムは「構造工学論文集」の掲載論文の発表会で、掲載された論文はすべてこの会で…

第63回日本木材学会2013 岩手大会

今年の木材学会は岩手県盛岡市にある岩手大学で行われました。 初めての盛岡に、初めての東北新幹線に乗って行ったのですが、静岡から盛岡までずっとノートパソコンと格闘し続けでした。 直前まで実験をやっていたため、発表内容を作り込むのがなんと前日に…

Two-Rail Shear Method によるせん断試験

先日、日本木材学会の発表用のデータを充実させる目的で、以前から取り組んでいる合板耐力壁のせん断試験をやりました。 自宅の居間で毎晩夜なべで試験体を作成し、会社を2日間も休み、おなじみの5号館地下の実験室に立てこもりました。 久し振りのせん断…

ゼミの中間発表会

今年最後のゼミ中間発表会が先日、弥生講堂のアネックスで開催されました。 東大の校内はすでに冬景色です。 たくさんあるイチョウの木はすでに葉を落とし、ギンナンの鼻をつく匂いが充満するいつもの光景でした。今年の冬学期の中間発表は16人が発表しま…

博士課程の中間発表会

本日、東大農学部の弥生講堂アネックスにおいて博士課程の研究に関する中間発表会が開催されました。 これは博士課程3年間の丁度中間地点でおこなわれるもので、生物材料科学専攻の先生方が、各学生のこれまでの研究成果を評価する会です。私は今回の発表の…

ゼミの中間発表 2012

木質材料学研究室の夏学期最終ゼミが行われました。 毎年学期の最後のゼミは全員参加による研究成果の発表会です。 要旨集は事前に用意するため、当然ですが締め切りが有ります。 発表者は、まず締め切りまでに要旨を提出し、その後プレゼンテーション用のパ…

稲山正弘先生の教授就任パーティー

木質材料学研究室の稲山先生の教授就任が決定し、神楽坂のレストランでパーティーが有りました。 研究室のメンバーはもとより、木造建築コースやそのOBなど40名が集まりました。 会場に着くとさっそく余興のためのプロジェクターのセッティングです。 まず…

五月祭 フォリーの組み立て

コンペで選ばれた2作品の製作が始まり、連休が明けてから私も応援に行きました。 私が手伝ったのは「フクヤマ織物」の作業ですが、すでに部材の切り出しが終わり、製作用架台も出来ていました。 その台の上で細く裂いた合板を編み込んでHPシェルのパーツを…

五月祭 設計コンペの結果

4月24日の夕方、五号館105教室でコンペのプレゼンテーションが開催されました。 私はその日の3時から外せない会議が有ったため、午前中に模型と仕様書のみを研究室に届けに行きました。 研究室では、皆それぞれの模型の制作中でした。毎年このコンペ…

五月祭 設計コンペ 「木質構造による3次元曲面」

今年の五月祭のフォリーのテーマは木質材料を使った3次元曲面です。使用できる材料は4m以下のディメンジョンランバー、流通サイズの構造用合板、ビスなどです。このテーマが発表されてから丁度2週間後がコンペのプレゼンテーションとなります。 毎年木質…

坂本雄三先生の最終講義

昨日東大工学部2号館に於いて坂本雄三先生の最終講義がありました。 2月の中旬にこのニュースが届いたときには大変驚きました。なぜなら先生は定年までにもう1年あり、この24年度が退官までの最終年度になるはずだったからです。 2年前に先生の「建築…

第132回木質構造研究会

今週月曜日に東大農学部弥生講堂アネックスのギャラリーで研究会が開催されました。 今回は「住宅リフォームの現状と今後」と題して、3人の講演者からの話題提供という形で講演を頂き、その後短い意見交換を行うというものでした。話題提供者はこの3人です…

第62回日本木材学会大会 in 札幌

先週3月15日〜17日まで、札幌の北大で今年の木材学会大会が開催されました。 私も今回は発表が有るため、直前までデータの整理や分析に追われていました。 所属する東大農学部木質材料学研究室からは19人が参加し、16人が発表しました。 昨年は京都…

坂本雄三著 建築熱環境

東大工学部の建築学科3年の冬学期に開講されている坂本雄三先生の「建築熱環境」の授業に使われている配付資料がついに一冊の本になりました。 その名も授業名と同じ「建築熱環境」です。著者はもちろん講義をされている坂本先生です。昨年10月に東大出版…

全館空調住宅見学

先週のゼミの日に午後の坂本雄三先生の授業に参加しました。この授業はすでに単位も頂き、出席義務は無かったのですが、何かおもしろい情報は無いかと、後ろの方の席でこっそり受講しました。(こっそりと言っても、狭い部屋でたった10人程度の受講者です…

冬学期ゼミの中間発表会

先日私が所属する木質材料学研究室のゼミの冬学期中間発表会がおこなわれました。今回の要旨集の作成係は修士1年の小川さんでした。 締め切りを過ぎてもまだ提出できない私にわざわざ電話で催促してくれるなど、気遣いを感じましたね。その気遣いの結晶がこ…

第15回木質構造研究会 技術発表会

先日東大の弥生講堂で木質構造研究会の技術発表会が2日間の日程で開催されました。 今回の発表は全27報でした。昨年は私も修士論文の発表前に研究の要旨をこの場で発表しました。 今年の技術報告集です。 まず報告集の目次を見ると、昨年は東大の発表が7…

東大の防災訓練

12月2日の正午に東大農学部で地震による火災が発生したとの設定で防災訓練が行われました。 突然の館内放送で全員避難するように指示が有りました。 私はちょうど夏におこなった実験の試験体の片付けのため5号館地下の実験室で片付けの後研究室に戻った…

ゼミの中間発表

昨日私の所属する木質材料学研究室のゼミの中間発表会が開かれました。 全部で30名の発表です。持ち時間は質疑応答込みで1人15分です。 それでも朝10時から夕方7時まで目一杯掛かります。ここでの発表内容は多岐にわたります。 木質材料の開発から住…

東大での実験

先週20日から23日まで農学部5号館地下にある実験室にこもり実験を行いました。 私が修士課程の時から研究している木造住宅用高強度面材耐力壁の合板接合部分のせん断実験です。オートグラフを使ったこの実験にはこれまで、静岡県工業技術研究所、静岡大…

今年の東大・五月祭事情

今年の五月祭は雨の二日間でした。 今年は東日本大震災の影響で、3月下旬に行われた学位授与式は規模縮小、入学式は中止となり、4月初めに行われるガイダンス終了後の新入生歓迎会も中止でした。 その時の情報では、五月祭も開催するのかどうか検討中との…

李さん、ジェロームさんの送別会

先週末、秋葉原で修士卒業の李さんと研究生のジェロームさんの送別会が開かれました。 李さんは3年、ジェロームさんは半年間の滞在でしたが二人とも日本語がとても上達しました。 特に李さんは敬語を使い分けるなど、ほぼ完璧な日本語です。 これは普段の、…

学位記授与式

3月24日、東大農学部の弥生講堂アネックスに於いて、今年卒業の生物材料科学専攻大学院生の学位記授与式が行われました。今回は安田講堂での全学のイベントは無くなり、謝恩会なども自粛が相次いだようです。 その中で木造建築コースの修士課程修了者は6…

修士論文発表会

昨日修士論文の発表会が開催されました。 これは修士課程の卒業を目指す学生が自分の書いた論文を発表する行事です。 毎年一月末に行われるこの発表会には、農学科学研究科・生物材料科学専攻の各教授、准教授が一同に会して発表を聞きます。今回は木造建築…

農学部に新名所誕生?

先週農学部に行ったら、木質材料学研究室のメンバーが1号館の横に大型のオブジェを製作中でした。 このオブジェ、実は同級生である木造建築コース2年の村上さんが修士論文の研究テーマにしている「合板やLVLを用いた仮設建築工法の開発」の実大実験とし…

木質材料学研究室 後期中間発表

先週、私の所属する木質材料学研究室の後期(冬学期)の中間発表会が弥生講堂アネックスで行われました。 朝8時11分の新幹線に乗りアネックスへは9時40分到着でした。 発表は10時からのスタートです。 前日、18時締め切りの要旨集用資料を何とか1…

木質構造研究会の発表

先週、東大農学部弥生講堂で第14回木質構造研究会の技術発表会が開催されました。 私は長年聴講者として参加してきましたが、今回は初めて発表者として参加しました。この木質構造研究会は1981年に杉山英男先生の提案で発足し、すでに29年になります…

秋の東大農学部

猛暑から一転、東大のキャンパスも秋の色になりました。 たくさんの木々が色づき、よい景色です。 毎年この季節には校内にあるイチョウが大量の葉を落とします。 五号館前の大イチョウも落ち葉と共にギンナンを落とします。 木の下には、近所の人たちがギン…