忠犬ハチ公の心臓
先日BS放送の映画劇場でリチャード・ギア主演の「ハチ」という映画を見ました。
途中からだった為、最初は何の映画か判りませんでしたが、見ているうちに忠犬ハチ公のリメークであることが判りました。秋田犬のハチのしぐさがけなげで感動しました。
そして映画の最後に、本物のハチ公の古い写真が映りました。
東大農学部の農正門脇に農学資料館と言う小さな建物が有ります。
実は、この中にハチ公にまつわる資料が展示されています。
ハチ公の飼い主は、農学部で農業工学を教えていた上野英三郎教授でした。
資料館には上野教授の銅像と共にハチ公の臓器が保存されています。
ハチ公は1935年の3月8日に死んだ後、すぐに農学部で解剖されました。
死因は大量のフィラリアが寄生したためでした。
この小さな資料館にはハチ公の心臓、肺、肝臓、脾臓などがホルマリン漬けになって展示されています。
肝臓と脾臓
入学当初、何気なく入った資料館でハチ公の事を知り、ネットで調べた事を思い出します。
国立科学博物館にはハチ公の剥製も展示されています。
いつも何気なく通っている大学ですが、実は珍しい資料や物が沢山あるのです。