農学部に新名所誕生?

先週農学部に行ったら、木質材料学研究室のメンバーが1号館の横に大型のオブジェを製作中でした。
このオブジェ、実は同級生である木造建築コース2年の村上さんが修士論文の研究テーマにしている「合板やLVLを用いた仮設建築工法の開発」の実大実験として建築を予定していた物です。素材であるLVLの納品が遅れ、設置が年明けになってしまいました。

私はこの日自分の修士論文の概要を稲山先生にチェックして頂くために登校したのですが、チェックの後、昼食を挟んで2時間ほどお手伝いをさせてもらいました。

この建築物は5月祭に出展するフォリーのコンペで選ばれた物を発展させた構造です。面材とビスのみで構成する仮設建築物で耐風性能と安定性に優れた構造になっています。

五月祭のフォリー


正月明けで完全なセルフビルドが人数的に無理だったため、本職の大工さんも参加です。
村上さんも自ら足場に登り作業が進みます。

M2の水野さんは突き合わせ角度調整用の治具製作です。

徐々に連結が長くなります。


私も防寒着で着ぶくれながらの作業です。


連結部のビス打ちは本職の出番ですね。



胴縁材は学内で以前伐採されたヒマラヤスギの残り材を有効利用した物です。
これがその時のヒマラヤスギの切株です。

これはファカルティのレストラン・アブルボアのテーブルや、安藤先生の部屋のテーブルにも使用されています。
そのため先生の部屋は「BER ヒマラヤ」と呼ばれています。


なんと翌週明けには完成していました。
喫煙者のパラダイスになるのでしょうか。


今は無き以前のパラダイス


ヤギモク 遠藤