林業機械化センターその5 展示物
この施設は林野庁の森林技術総合研修所に所属します。
欧米から見ると遅れていると言われる、林業の機械化を促進するために作られました。そのため毎年大勢の業界関係者や研修生らが訪れ、林業の作業内容や、作業用機械の使い方を勉強するのです。
ですから展示内容は林業機械がメインテーマです。
この施設のパンフレットを頂いてきました。
研修の内容も紹介されています。
機械類のカタログもたくさんありました。
架線を使って木材を搬出するための機械の展示です。
実際に動くので、館長さんに実演していただきました。
外にはこんな物もあります。
木材を搬出する事は本当に大変なのです。
また、古い客車もありました。
客車の反対側は表面を破がして構造を見せていました。
両サイドの壁がゲルバー梁の様に客車の構造を支えているのが判ります。橋梁技術の応用ですね。
こんな変な機械もありました。
なんかスターウォーズに出てくるロボット兵器の様です。
これは切り倒した木材の枝を落とす専用機械だそうです。スウェーデン製とのことでした。今ではハーベスタなどのプロセッサで、もっと小型になって更に指定長さで玉切りも同時にできるものが主流です。
以前カナダのBC州の伐採現場を見ましたが、そこではフェラーバンチャと呼ばれる大型機械が大活躍しており、あまりにも簡単に伐採している事に驚かされました。
http://d.hatena.ne.jp/aldy/20100814/1281751804
日本でも様々な林業機械が徐々に浸透してきたようですが、これらの技術で日本の林業が更に高度化する事を期待したいですね。
ヤギモク 遠藤