巨大地震発生

ついにプレート型の巨大地震が起きてしまいました。
日本列島は4つのプレートの上に乗っています。そのためプレートの移動による地震が周期的に繰り返されます。
世界中で起こるマグニチュード6以上の地震のなんと20%が日本で起きているのです。

宮城県沖や三陸沖の太平洋プレートは1年間に10㎝程度の速度で北米プレートの下に潜り込み続けています。
そのため、今回を加えると、この200年間で7回もの大地震が起きてきました。
なんと37年に一度の周期となります。

宮城沖地震地震
1793年2月17日   M8.2程度 津波有り
1835年7月20日   M7.3程度 津波なし
1861年10月21日  M7.4   津波なし
1897年2月20日   M7.4   津波なし
1936年11月3日   M7.5   津波なし
1978年6月12日   M7.4   津波有り
2011年3月11日   M9.0   津波有り(今回の地震

三陸では上記以外にも、揺れが小さくても巨大津波が起きた例があります。
1896年には震度2程度でしたが、高さ20メートルを超える津波でなんと21959人も亡くなっています。
その後1933年には28.7メートルの津波で死者不明者3064人の被害が出ています。
この様に繰り返し起きるプレート型地震津波で、これまで多くの被害を出してきました。
この事は文科省でも30年以内の発生確率が99%、予想マグニチュードは8.0〜8.4として警告していました。
しかし30年経たずに来てしまいました。

これまで日本での過去最大規模の地震は1707年に起きた宝永地震マグニチュード8.6でした。これは「東海地震」「東南海地震」「南海地震」の3つが同時に起きたものでした。
しかし今回の地震はそれを上回り、歴代一位の最悪の地震となってしまいました。

静岡県でも「東海地震」が叫ばれてはや30年です。昭和19年に「東南海地震」が起きて浜松地域に甚大な被害が出たことは衆知です。しかし東海地震は1854年の安政地震以来駿河湾での地震が起きていません。なんと150年以上もエネルギーが蓄積されているのです。

東海、東南海の地震が同時に起こると、マグニチュード8.3との予想が出ています。
住む人の生命と財産を守る住宅造りをしているヤギモクとしては、これまで以上に安全な建物を目指して行きたいと強く感じました。

ヤギモク 遠藤