李さん、ジェロームさんの送別会

先週末、秋葉原修士卒業の李さんと研究生のジェロームさんの送別会が開かれました。
李さんは3年、ジェロームさんは半年間の滞在でしたが二人とも日本語がとても上達しました。
特に李さんは敬語を使い分けるなど、ほぼ完璧な日本語です。

これは普段の、容赦ない日本語の授業で毎日鍛えられたからですね。
もし私が彼らの立場だったら、母国語以外での勉強や研究が上手くできるか疑問です。

李さんは韓国に帰り実家の貿易業の仕事をするようです。彼とは2年間研究室で仲良くしていたのでとても残念です。一昨年の5月祭の時、学内の模擬店でうな重を一緒に食べた時からよく話をするようになりました。研究テーマは「もみ殻」を使った木質ボードの研究開発でした。

ジェロームさんは、東日本大震災後フランス政府の帰国命令のためフランスに帰っていましたが、命令が解除されて東京に戻ったばかりで、半年の日程が終了してしまいました。3月の木材学会での彼の発表も帰国中の為キャンセルでした。彼は静岡大学の安村先生の下でも研究していましたが、元は原子力関係のコンピューター解析が専門分野と聞きました。この後、母国フランスに戻るようです。

宴もたけなわで記念品の贈呈です。贈られたのは民芸品の器でした。

最後は集まった全員で記念撮影です。短い時間でしたが楽しいひとときでした。

帰り際に李さんとは「韓国は近いので遊びに行くから美味しいマッコリを出す店に案内してね。」と約束しました。



余談ですが、会場が秋葉原駅前のヨドバシAKIBA店だったため、帰りに家電売り場を散策しました。
おもしろい商品がある、と安藤先生が紹介してくれたのがこの羽無しの扇風機でした。

ダイソンの製品でしたが、輪の下にある筒状の部分に小型のファンが仕込まれていて、少量の風が輪全体から吹き出すことにより、吹き出した風量の14倍の空気を動かし涼しさを得るようです。
確かにおもしろいのですが、値段が高いのがちょっと気になりました。でもインテリア小物としても楽しめますね。


ヤギモク 遠藤