工業技術研究所 UD・工芸研究会

先週、静岡県工業技術研究所において今年2回目のUD・工芸研究会の講習会が開催されました。
毎回研究所の事務局の皆さんが知恵を絞って企画して下さるこれらの講習会は年4回開催されます。
今回は「3D・CAD入門」と題して「Rhinoceros V4」(ライノセラス)を使ったワークショップでした。


この研究会の会員は、静岡県内の家具や建築資材、介護用品などの製造などに関連したメーカーさんが多く、その製品も多岐にわたります。
そのためなるべく多くの会員に共通する技術や知識の習得が必要です。

これまでデザイン系の講習やワークショップは何度か開催してきましたが、今回のような特定のソフトを使ったワークショップは初めてでした。
使用するパソコンの台数にも限りがあるため人数限定でした。
参加者は講師の先生に質問をしたり、回りの人と入力状況を見せ合ったりしながら真剣その物でした。

建築の分野でも3D・CADは当然必要ですが、平面図などの2次元に加え連動積算データなども埋め込まれた複合情報を作っていくためどうしてもプレゼンテーションを最優先させたこれらのソフトにはかないません。実際に使ってみると思っていたよりも簡単で、ある程度慣れればかなり有効なツールになりそうな気がします。
これからの差別化要素としては、写真と見間違うようなプレゼンに素早いコスト提案が必須です。
今回のソフトのようなデザイナーツールは日進月歩です。常に勉強が大切ですね。


ヤギモク 遠藤