ゼミの中間発表会

今年最後のゼミ中間発表会が先日、弥生講堂のアネックスで開催されました。

東大の校内はすでに冬景色です。
たくさんあるイチョウの木はすでに葉を落とし、ギンナンの鼻をつく匂いが充満するいつもの光景でした。

今年の冬学期の中間発表は16人が発表しました。
発表の要旨の締め切りは一応定められているのですが、皆ギリギリの提出で、担当者を困らせます。
今回の担当は学部4年の中さんでした。

当日の朝に間に合った要旨を頑張って製本した要旨集がこれです。

発表は1人10分、質疑5分の計15分です。


私は今回の提出にはなんと余裕の前日提出でした。(本当はもっと早い締め切りなのですが)


これは建築学会の論文集、構造工学に投稿した内容をリニューアルした物で、パワーポイントの資料もこれまでの発表の内容を一部訂正したものだったため準備は比較的短時間で終わりました。


我が木質材料学研究室は木造建築コースの学生と、そこからの進学者が多くいるため、その内要も多岐にわたります。
温熱環境に関連したものや、地盤、山林での丸太の材積測定など、その内容も様々です。
これらの研究を修士論文や博士論文に誘導するため、先生方の指導も大変ですね。

この発表が終わると研究室としての年内の活動はほぼ終了です。
しかし、修士論文や博士論文の締め切りが年末年始に集中するため、生徒も先生も毎年ギリギリの綱渡りで、もちろんお正月など有りません。
かく言う私も来年は博士課程修了の年ですから、論文の締め切りに追われる年末を迎えていることと思います。

木材学会の発表要旨の締め切りが1月11日、構造工学へ投稿した論文の修正が1月15日までなので、実は今年もお正月などはまったく有りません。
厳しい年末年始が思いやられます。(涙)


ヤギモク 遠藤