構造工学シンポジウム

先日東京工業大学大岡山キャンパスで構造工学のシンポジウムがありました。


あいにく雨模様の天候でしたが、会場が大岡山駅の目の前に有ったため助かりました。
このシンポジウムは「構造工学論文集」の掲載論文の発表会で、掲載された論文はすべてこの会で発表する義務があるのです。
昨年の秋に私も6ページの論文を書いて投稿したのですが、それが査読を通り、年が明けて1月中旬の訂正期限ギリギリいっぱいで提出したものがやっと掲載決定となり、先月本になって配られました。
タイトルは「構造用合板による高耐力構面開発のための基礎研究」です。

訂正論文の提出期限の1月にはミュンヘンのバウメッセに行くことになっていたため、出発直前までギリギリのスケジュールの中、木材学会の梗概集の文章と合わせて徹夜で作成しました。



会場はあいにくの天候という事もあり、聴講者は発表者をのぞけば大変少人数でした。

当日の朝、会場へ向かう新幹線の中で、パワーポイントの最終調整と読み上げ用文章の添削をやりました。
いつもならすべてアドリブで発表するのですが、今回は内容が多いためしっかり文章を用意しました。

毎度のことですが、直前のドタバタのラストスパートで今回も何とか発表は無事終了です。(笑)

大学院の卒業にはこの様な論文を何本か発表しなければなりません。
以前、修士課程は比較的楽だが、博士課程は結果を出さなければならないため、けっこう辛いと、先輩が言っていましたが、まさにその通りでしたね。

次の論文を出すためには新たなネタが必要で、そのための実験計画も必要です。
これから卒業までのあいだ、忙しい日々が続きそうです。



ヤギモク 遠藤