万能試験機での要素試験

昨日、静岡県工業技術研究所で要素試験を行いました。いつも使用している万能試験機のロードセルが不調で、ゼロ調整が上手くいかず、もう一台の万能試験機を使用しました。これも島津製作所製で50KNの試験が可能です。


まずは合板その物のせん断試験です。最初はアピトン合板です。これはほぼ予想値で、粘りも有りおおむね良好でした。弱いと思っていた県産材のスギ、ヒノキ合板が健闘しましたが粘りはそれほど伸びませんでした。


その後で、連休中に苦労して製作した試験体の試験です。造るのは大変ですが壊すのは簡単です。工夫を加えた試験体の耐力が今ひとつ伸びず、再度挑戦が必要です。担当の赤堀さんには「また来ます」と言って退散しましたが、しかし実を言えば「ほぼ想定内」の強度でした。
地味な試験です。そしてこの様な要素試験は暫く続きます。
前回の秘密兵器がこれまた暫くの間役に立ちますね。