耐力壁ジャパンカップへの道 その2
耐力壁ジャパンカップの本番の日程が迫ってきました。
今年は埼玉県行田市の「ものつくり大学」で、10月9日〜11日に開催されます。9,10日が予選、11日が2回戦、準決勝、決勝となっています。
競技は強さを競うトーナメント優勝杯だけでなく、コストパフォーマンスや美しさ、環境負荷などを総合的に判断する総合優勝も有ります。
総合優勝 ジャパンカップ
トーナメント戦優勝
耐震性能部門賞
デザイン部門賞
加工・施工部門賞
環境部門賞
審査員特別賞
これらの賞を競い合い、今年は16チームが参加します。
昨年は富士市の日本建築専門学校でおこなわれました。
昨年の様子です。
これが昨年のトーナメント戦優勝、稲山先生考案のチーム匠の「あやめ」です。
我がヤギモク・静大チームの「板壁1号」もほぼ完成に近づいています。
クロスラミナパネルもほぼできあがりました。
上下のほぞは2枚ほぞになっていて、側面からビスを打つと4面せん断になります。
部材製作を担当した中村さんは製作の苦労を熱く語ります。
この「板壁1号」は伝統工法などで、板壁に強い耐力を必要とする場合などに威力を発揮するのではないかと考え、静大の小林さんと開発しました。小林さんからは、上部の梁が折れない工夫など様々なアイデアを頂きました。
金物類もほぼそろいました。
足元の座金ですが、レーザーカットの精緻な加工です。
土台下端の角当てプレートにはなんと「ヤギモク」のロゴ入りです。これはアイテックさんが気を利かせて入れてくれた物です。気合いが入っていますね。でもちょうどパラ・アラミドのベルトで隠れてしまいます。うーむ・・残念です。
パラ・アラミドの緊結ベルトです。
これは東京の金野産業さんが調達してくれました。3本有ります。
2本使用するのですが、予備が無いと不安です。そこでこの予備分の1本は金野さんが寄付してくれました。ありがとうございます。
多くの方の協力が今回のジャパンカップ参戦を支えています。
がんばらなければなりませんね。
ヤギモク 遠藤