静岡県産材流通会議

先日ヤギモク本社会議室に於いて、県産材を使った当社物件の為の物流会議がありました。
静岡県は良質な桧、杉の産地です。それぞれの川筋には古くからの植林が有り、特に戦後植えられた木が伐期を迎えています。これらの地元の木材資源を活用することは地域経済にとっても重要です。

静岡県では県産材を使うと補助金が下りる制度がありますが、静岡市でも市内で建築を計画している建て主に対して、「柱100本プレゼント」の助成制度があります。これは静岡市内に木造住宅を建築する場合、規定以上の地域材を使う場合に静岡市からプレゼントされる物です。プレゼントされる柱材はほとんどが桧です。そして県と市の補助は併用が可能なため、静岡市で両方の制度を活用して建築する場合は、申請書を2種類作成しなければなりません。当然提出場所も異なります。これら、県の補助金は抽選で、市のプレゼントは年間棟数を消化すると終了です。

そして、今回は静岡市(安倍川筋)の木材の打合せです。物流や加工の問題点を改善するために、それぞれの分野からの知恵を出し合い、スムーズに良質な材料が現場へ届く事が課題です。プレカット工場、製材工場、流通、施工図作成担当、現場デリバリー担当が集まり議論が続きます。

デリケートな無垢材を上手く使っていくためには細心の注意が必要になるからです。
参加された皆さん、ありがとうございました。


ヤギモク 遠藤