五月祭 設計コンペの結果

4月24日の夕方、五号館105教室でコンペのプレゼンテーションが開催されました。
私はその日の3時から外せない会議が有ったため、午前中に模型と仕様書のみを研究室に届けに行きました。
研究室では、皆それぞれの模型の制作中でした。毎年このコンペはギリギリまで模型の製作が続きます。
私は夕方のプレゼンには参加できないため、発表を相馬先生に御願いしました。
今回は21人の出品が有ったようです。
ちなみに、今年のテーマは「木質構造による3次元曲面」です。

まずは自分の作品から紹介します。
タイトルは「HPシェルを用いた螺旋ドーム」です。


結果としては、21作品中8位だったそうです。
相馬先生、発表ありがとうございました。
実物のフォリーはセルフビルドで1日で造らなくてはならないため、実際に造るにはかなり難しそうなイメージが有ったようで、評が伸びなかったのでしょうか。残念でした。同じHPシェルを6セット造る必要がありますが、作業台さえ精度良く造れれば、組み立てはかなり簡単だと考えていましたが。

優勝した作品がこれです。

福山さんの作品です。やはりこれもHPシェルを使い、繊維系の幕をあしらった美しい曲面が出ています。
シェルの曲面も合板同士の嵌合ではなく、織物の様な編み込みを使っています。そのため実際のフォリーの名称は「フクヤマ織物」とのことでした。

もう一つの入選がこれです。

モチーフは茶道に使う茶筅(ちゃせん)です。形を見るとなるほどと言う感じですね。佐藤さんの作品です。フォリーの名称は「サトウ茶筅」と決まったようです。完成したら美しい曲面が見られそうですね。


それ以外の作品を紹介します。











模型は1/20ですが、どれも気持ちの入った作品ばかりですね。
作業はゴールデンウィーク明けからスタートですが、二つの作品を仕上げるためかなり大変です。
これも毎年の研究室の恒例行事になりました。
これまでのフォリーは「新建築」に掲載されてきましたので今回もそうなると良いですね。



ヤギモク 遠藤